a. それがなぜ大変なの?
#LeSS本
既存のバックログは、 LeSS のプロダクトバックログとして使えないから
古い「アイテム」のほとんどは、単一機能をもつチーム(分析、設計、テストなど)が前提の機能タスクと、コンポーネントチームが前提のコンポーネントタスクであることが多い
古い組織の前提にもとづいているタスクは、 LeSS の新しいフィーチャーチームの組織構造では意味をなさない
新しい形のアイテムを理解していないから
アイテムは真に顧客中心でエンド・ツー・エンドで表現され、理解されている必要がある
以前はサイロ型チームだったせいで、新しくなったアイテムでは新しく生まれっるフィーチャーチームにとって必要な学習がたくさんある
限られた顧客中心視点の知識になっているから
以前のアイテムが顧客中心の表現になっていたとしても、サイロ型の専門家は狭いタスクに注目するため、完全な顧客中心の視点を理解していない
新しい形のアイテムの見積もりが(ない or 不十分 or 不適当)だから
新しくなったアイテムには見積もりが必要。アイテムが作り直されていなくても、以前のチームが見積もっていればやり直しが必要になることがある
プロダクトオーナーは長い期間の計画をするために、ほとんどまたは全部のアイテムの見積もりが必要な場合もある
新しく広がったプロダクトの定義が十分に理解されていないから
LeSS 導入時にプロダクトのスコープが広がる可能性がある(7.1.1 ガイド:あなたのプロダクトは何ですか?)
既存のバックログのいくつかは新しく広がったスコープに合わせる必要があるかもしれない
新しいプロダクトビジョンを作り広めること
たくさんの知識のギャップがあること
互いに馴染みのない人と一緒に仕事をすること
プロダクトビジョンが共有されていないから
従来のサイロ型のグループでは、プロダクトビジョンを知っている人はほとんどいない
最初の PBR は共通のビジョンを形作り、話し合い、調整を始める機会である